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ニンヒェップ市場の発展

ニンヒェップ市場ハノイ・ニンヒェップ生地卸売市場は明日の広州・中大市場を目指す

ハノイ郊外のニンヒェップ市場は今ではベトナム最大級の 生地卸売市場になっていますが、この市場は近年急激に成長している市場で今後も大きく拡大することが期待されています。

ベトナムと中国の往来が活発になったのは2000年以降

ベ トナムと中国は国境で接していますが、この国境は1979年の中越戦争以降国境が画定しておらず、長い間、人の行き来が限られていました。国境が画定し て、国境越えの行き来が活発化するのは今世紀なってからのことでした。しかし、2000年以降の国境の往来は急増し、貿易取引額も2000年以前と比べると1000倍以上に増えています。

生地卸売市場はこの10年で急激な様変わり

今から10年前のハノイ郊外の生地卸売市場ニンヒェップ(Ninh Hiep)市場は品数も乏しく、安いだけの粗悪な商品がほとんど野ざらしの状態で並べられているだけでした。ところが、10年を経た現在ではずいぶんと様 変わりしていました。ニンヒェップ市場や周辺部では生地よりもむしろ出来上がったアパレル製品の卸売が中心となっています。

ニンヒェップ市場の前には2つの高層の商業センターが新設されて、そこにもアパレル製品の卸売業者らがブースをかまえていました。

市場の裏手の路地には、生地や副資材やアパレル製品を扱う商店が所狭しと軒を連ね、仕入れをしているアパレル店舗の方や一般の買物客らが細い路地を窮屈そうに歩いています。

生地販売はBaza市場以北へ

生 地の販売はそこから1kmほど北のBaza市場を起点として、さらに北側へ約1km沿道の両側で、業者が鈴なりに軒を連ねています。この街道を歩くとよく わかるのですが、街道の東側はきれいな家屋が立ち並び、西側はまだまだあばら屋が目立ちます。私が初めて訪れた10年前はすべてが西側のあばら屋状態でし たので、この10年間に少なくとも半分は立派な家を構えるまで商売で成功したということができるでしょう。そして、この勢いを持ってすれば、この街道の西側の店が東側と同じ状態になるまで、あと5年もかからないのではないでしょうか?

生地の仕入先は広東省や浙江省

生地の仕入先 はすべて、距離的に近い広東省やその周辺かと思えば、業者に訊いて回ると、意外にも浙江省方面から入ってくるものも多いようです。詳 しくはわかりませんが、業者らの話を総合すると、浙江省からの仕入れのほうが広東省よりも多いかもしれません。そして、販売先はベトナム北部地域だけでな く、HCMCを中心とする南部にも販売網を広げています。

ハノイ-広州間はハノイ-HCMC間よりも近い

ハノイに住んで いる人なら、最近では一度や二度は国境を越えて中国側に行ったことがある人は少なくないようです。ホーチミン市(HCMC)に住んでいる人が、バンコクや シンガポールに行くような感覚で、ハノイの人は広州や香港に行くようです。ハノイ-広州はハノイ-HCMCよりも距離的に近いのですから。

人の流れ同様に物資の流れが盛んになるのも頷けます。

中越国境貿易は今後も増加の一途

距 離的に近く、国境が交易の障害とならなくなったために、中越国境の貿易は増加の一途を辿っています。ベトナムは中国への過度の依存を警戒しているとはい え、貿易の絶対量は、今後も増えることはあっても減ることはないでしょう。それに連れて、生地卸売市場の商品供給量はますます増加し、多種多様の品揃えが 進むことが予想できます。ニンヒェップ市場はきっと今の広州の中大市場を目指して発展を続けることでしょう。

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